2025年!125ccバイクが自動車免許で乗れるようになるかも!!
噂には聞いていたが段々、詳細がはっきりしてきたのでひげおなりに調べてみた。
大事なことは「まだ検討段階。」という事
決まっているのは2025年に廃ガス規制がまた厳しくなるということ。そうなると現状の50cc原付は全てアウトになる。というか新規制に対応した50ccは作れないのだそうだ。
そうなると困る人が出てくる。だったら新しく原付の規格をメーカーも作り続けられるようなものに変えてしまおう。というのが噂の真相。
2025年まで待てば普通免許でPCXとかグロムとかハンターカブとか乗れるようになるの?
これはならない。
人気の現状のPCXやらグロムには2025年になっても乗れない。
HONDAさんが新原付として新しいPCXを出してくれれば話は別だけど、今、2024年の段階で世の中を走ってる125ccのPCXを乗れるようになるかというと、ならない。
乗れると思ってた人も多いのではないだろうか。
ガッカリ残念だけどね。
2025年に125ccバイクに原付の設定を作ろうか検討してるのは本当。
しかし厳密には
50cc相当に出力を落とした125ccが自動車免許で乗れるようになる。
と言うのが正解。
もう一度言おう
ココに注意
50cc相当に出力を落とした125ccが乗れるようになる
もう一度言うよ?
50cc相当に出力を落とした125ccバイクが乗れるようになる
ココがポイント
50cc相当に出力を落とした・・・
ご理解いただけただろうか。125ccバイクに乗れるようになると言うのは半分正解で半分間違っていたと言うこと。なぜこんなややこしいことになってるのだろうか。
理由1. 排ガス規制をクリアする50ccの原付を作るのはメーカーにとって負担すぎる
50ccでは次の排ガス規制をクリアするのが難しく、クリアしようとするとコストがバカ高くなるのだそうだ。これは排ガス基準値をクリアする為に温度を上げる必要があるのだが50ccでは温度が上がらず有害物質を除去するのが難しいから。
つまり高排気量の方が排ガス規制に対応しやすいということ。意外じゃない?
なんとなくイメージでは逆なんだけどね。
そして2025年11月の新しい排ガス規制で、もう次の排ガス基準値のクリア無理よ。50cc作れないよ〜。←イマココ
理由2. 50ccはほぼ日本の独自規格
そもそも50ccはこれまでも日本独自規格なので海外で需要がない。ガラパゴスってやつだね。今どきは日本だけの需要があってもやっていけないのだろう。
ひげおは本業はちょっとそう言う業界に近いのだが、以前、ベトナムで仕事をした時に教えてもらったのだけど、あっちでは「バイク」の事を「ホンダ」と呼ぶくらいホンダのバイクが走っていた。
みたいな会話がされているのか想像が膨らんでしまう。
インドネシアでも仕事をしたがインドネシアでもすごい数のバイクが走っていた。1家に1台なのか、スクーターに4人家族で乗ってます。みたいな光景が延々に続いてる感じだった。
その時ひげおはよく原付で4人も乗れるよな。と思っていたが、あっちで走ってるのはほとんどが125ccだとその時初めて教えてもらった。50ccなんかないよと言う事だった。世界的にそんなもんらしく50ccがこんなに走ってるのは日本くらいだったらしい。
つまり日本以外で需要もない50ccを作るのはメーカーにとって旨味がなく、できればとっととやめたいと思ってるんだろうというのは簡単に想像できる。
じゃ、作るのやめればいいじゃん。
それが淘汰というものではないのか
と、ひげおのような自由人は思ってしまうのだが、さすが日本を支えてきた大企業様はそんな無責任なことはしない。売っても儲けが出ないどころか赤字にすらなる50ccを今も作り続けてくれているのだ。社会のために。。。必要な人のために。。。頭が上がらないね。
ま、でもそう言うことなら早めに作るのやめた方がいいよね。とも思う。
そんな事もあり、125ccで原付を作ればメーカーは楽になると。それならとっととやってもらっていいよと思うのですよ。文句はないのであります。
我々ユーザーにはどんなメリット・デメリットが考えられるか
メリット
メリットはそんなに無いのではないだろうか。そもそも現状の原付一種にメリットはほぼないと思ってる派なのでなぁ。自動車の免許取ったら乗れるようになるってのが唯一のメリットだったと思うけど、それが新規格になるってだけだしなぁ。考えられる可能性としては50ccの時よりちょっと作りがしっかりしたものになる。くらいかなぁ。。。
デメリット
デメリットは価格が高くなる可能性が考えられる。普通に125cc作ってそのままの性能で売るわけじゃなくて、半分以下に出力を落とすという手間がかかるわけで。って普通にコストかかるよね。さらにユーザーが勝手に出力を上げることができないような処置も施すようだ。これは価格が上がる可能性は高いと推測できる。
結局、自動車の免許しか持ってない友達に
みたいなことは今までと同じでできない。そして50cc並みに出力を落としてるわけだから相変わらず2段階右折しなきゃだし、アンダーパスやらオーバーパスやら気にしないといけないのは変わらない。
2025年になっても原付に乗って山手通りで富ヶ谷から中目黒に行くことはできないと言うことだね。ひげおも原付乗ってたことあるけど、通っちゃいけないところ気にするのほんとめんどくさい。
あ、ここは3車線だから2段階右折しなきゃ
左車線で近づいたら
2段階右折禁止なんかい!!!
行きたい方向と逆に行くしかない。。。
と言う悲劇はこれからも繰り返されると言うこと。
普通免許で125ccバイクが乗れるようになるのか?まとめ
結局、この改正はユーザーの利便性を考えているのではなく、メーカーの負担軽減みたいな目的で作ろうとしてるんだろうなと思う。
イメージ的には125ccの中に”原付”と言う区分を設けて
125ccに”原付1種”と”原付2種”の2つのカテゴリーが存在するようになる。と言う感じ。
そして50ccの新車は2025年以降は無くなると。
ちなみに、もちろんなんだけど今乗ってる50ccはずっと乗ってて大丈夫みたいですよ。
いずれにせよまだ本決まりじゃない検討段階なのでまだまだどうなるかわからない。
自分としては正直ちょっとガッカリしてる。あんまりユーザーに思ってたほどメリットがないかなと。
原付1種ってカテゴリーってそんなに必要かね?撤廃しちゃっていいんじゃないかと思うんだけど。どうなんでしょう。
ま、そもそもひげおはバイクの免許持ってるから全く関係ないのだけど。
バイク駐車場情報のまとめはこちら